演劇芸術家(卵)の修行日記

芸術としての人間模様とコミュニケーションについて。

シンクロナイズド東京トリップ

舞台パンフレット用の撮影を終えて、劇団のみんなでうどんを作って食べながらおしゃべりをした。これから創っていきたいもの、自分達の存在意義、などなど。基本的に一匹狼っぽくなっていた最近なので、なんだか新鮮で楽しかった。

 

なんとなくみんなとの別れが淋しくて、下北沢から三軒茶屋まで散歩してサヨナラし、やることもなかったので大好きなカフェOHANAに行った。ら、大人計画で役者やってる友達のリョウ君にバッタリ遭遇。「こーじさんお久っす!これからライブ行くんすけど一緒に行きませんか?」と誘われたので「いくいく!」と乗っかった。

 

で近くのビルの屋上階にあるライブ会場のカフェに入ると、どこかで見たことある顔の男の子がいて、「あ、こーじくん!」と言われたので記憶をたどると、踊ろうマチルダでバイオリン弾いてたときに出会った、チットチャットってバーの店員のシュン君だった。今日のライブの出演者のシュン君、「こーじくん、バイオリン弾こうよ!」と無茶ぶりして「持ってないしw」って言ったら、なぜかタブラー奏者の男の子がバイオリンを持参していて、結局飛び入りすることになった。ぜんぶは弾けないので、最後にみんなで盛り上がる曲、高田渡さんの”歩きーつかれてはー夜空の下のー草にうもれて寝たのですー♪”って曲をやることになった。ライブの途中で気づいたのだけど、パーカッション叩いてる男の子は去年のフジロックで出会った子だった。久しぶりにライブで弾くバイオリンは、へたっぴだけど楽しかった、すごく楽しかった。終わったあと、ギャラですとエビスビールをもらった。美味しかった。

 

本当は家に帰って台本の分析でもやるべき今日なんだけど、なんだか直感と衝動にしたがってウロウロキョロキョロしてたら、シンクロナイズド東京トリップな一日になった。そうだそうだ、旅をしていた日々は毎日こうだったな。計画をたてず、直感を信じて動く。と、一日の物語が芋づる式に展開されていく。それは楽で自由でおもしろく、人を楽しませ喜ばせ、地球にやさしくハーモナイズする感じの地球の歩き方。そしてその中で、舞台に持ち込むべき材料を必ず発見できるものなのだ。(と、信じる)

 

演劇を観にいくと、10本に8本はつまらないけど、音楽ライブは10本に8本は楽しくそこに居られる。これはなんでなんだろうなあ?でもそこから発見できることや演劇の方に持ち込めるヒントがありそうだ。

 

とか、小難しいことはおいといて、みんなで音楽やビールを楽しく一緒にやれる、ってことが最高なんだな、きっと。単純に、一緒に楽しく、ってことだ。

 

さて、明日は5時半起き、バイトの最終日。それが終わったら12月の本番に向けて直滑降の日々が始まる。ワクワク。ドキドキ。では、おやすみなさい★