演劇芸術家(卵)の修行日記

芸術としての人間模様とコミュニケーションについて。

キャラクターの創造についてのフレームワーク(実験段階)

今日習った「キャラクターの創造」のメソッドにのっとって、過去に創った4つの役を振り返って、気づいたことを記す。

 

①イワーノフ(チェーホフ作「イワーノフ」)

内的特徴:誠実さ、真摯さ

欠点:完璧主義、純粋さ、繊細さ

克服しようとしていること:依存

 

②ガーニャ(ドストエフスキー作「白痴」)

内的特徴:極端な自尊心、自分は特別な人間だという思い込み

欠点:本当は極端な恥ずかしがり屋であること

克服しようとしていること:他人からの侮辱、見下し

 

③ダニエル(サローヤン作「アレキサンドラ・ドュマ以降のアメリカにおける詩の状況」)

内的特徴:夢想家、ロマンチスト

欠点:現実逃避、社会不適合者、地に足着いてない夢見る夢男ちゃん

克服しようとしていること:肉体を持った人間として生きる不自由さ

 

④木魚頭/初年兵(ブレヒト作「コーカサスの白墨の輪」)

内的特徴:生意気さ、イタズラ好き、関西で言う”ボケ”

欠点:空気読めなさ、臆病さ

克服しようとしていること:ヒエラルキーの存在、束縛、常識

 

 

これはオモシロイ。これはすごくオモシロイ。このフレームワーク、今思いついたものだが結構使えるかもしれない。完成されたフレームではないけど、プロトタイプとして実験していく価値あり。仮説→検証を何度かやってみよう。