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演劇芸術家(卵)の修行日記

芸術としての人間模様とコミュニケーションについて。

演出家に必要な資質とは。

俳優に最も必要な資質は「注意力」。集中力と言い換えてもいい。

では演出家に最も必要な資質とは何だろうか?
師匠である演出家アニシモフはこう言う。

「観察力」

6年前に参加したアニシモフさんの演出家WSで、街でいろんな人の歩き方を観察し、そのなかから3人の歩き方を選び、やってみせるという課題があった。

その時驚いたのは、人間、ひとりひとり、他の人とは全く異なる歩き方のクセを持っているということだ。こんなこと、こんな課題でも課せられない限り気がつかない。

そして俳優にとって、舞台上でどんな歩き方をするかということは、観客に強い印象を与える。

俳優にとっても観察力、洞察力は必要な資質なのだろう。つまり、いずれにしても磨くべき資質。


では他にどんな資質があるだろう?思いつくままに列挙してみよう。


舞台を二次元の動く絵画として見るような、視覚的美的センス。うーーーん、最近服装に全く無頓着になってたけど、久しぶりにお洒落でもしよう。

挿入する音楽や音響、進行する物語を推し進める、テンポとリズムの感覚。これは有難いことに幼少期からピアノやバイオリンを習っていたおかげで既にかなり洗練されている。

戯曲に秘められた謎に対する好奇心と探究心、それを解き明かす知性と感性、どれだけ時間がかかっても解き明かすまで諦めない執念と忍耐。神としての作家への純粋な尊敬の念と忠誠心。

俳優に稽古をする能力全般。大前提としての人間への信頼。人間という種への希望と絶望。集団を率いる統率力。

何のために舞台を上演するのか?という本質を明確にする、世界や社会への認識と全人類的な課題を抽出する、魂レベルの直観力。

人間のあらゆる側面、あらゆる性質に対する、洞察、それに対して善い悪いなしに見定める受容性、それを表現してみせる身体能力。

 


・・・・

 


ギャーーーーー!!!!!

 

こんなのスーパーマンじゃないか!!!

 

 


だからこそ、30年後に上演する芝居から逆算して、自分が磨くべき資質や能力を日々積み上げていかねばならない。


気分や感情に惑わされず、野球少年が素振りするみたいに、ボクサーが毎朝ロードワークするみたいに、バスケ部だった中学時代に毎日50〜100本のシュート練習したみたいに、熟練度を高める訓練を自分に課そう。

 

やるぞ、やると言ったらやるぞ。

只今深夜3:52。

寝るぞ。

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