演劇芸術家(卵)の修行日記

芸術としての人間模様とコミュニケーションについて。

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

キャラクターの創造についてのフレームワーク(実験段階)

今日習った「キャラクターの創造」のメソッドにのっとって、過去に創った4つの役を振り返って、気づいたことを記す。 ①イワーノフ(チェーホフ作「イワーノフ」) 内的特徴:誠実さ、真摯さ 欠点:完璧主義、純粋さ、繊細さ 克服しようとしていること:依存…

役創りという仕事のおもしろさ、サローヤンの芝居の素晴らしさ

今日は、 僕の天職である『俳優』という職業がどれだけ面白く苦しく奥深く、今現在の僕がどれだけこの仕事を楽しんでいるか、という話を書きたいと思う。 今日はもう一つ、 天才と一緒に仕事をする職業がどれだけ面白く苦しく奥深く、今日時点での僕がどれだ…

家族ってなんぞや?

驚きの事実。Facebookでつながった人をカテゴリー分けする機能がある。僕のカテゴリーは、芸術家旅友達ビジネス関係コーチング仲間音楽仲間家族である。ちなみに最後の家族は、シェアハウスで同居していた友達をカテゴリーにいれている。今日前に住んでいた…

悩むことの意味

大好きな友達、空間演出家の響くんに久しぶりに会った。響くんはフジロックやサマソニなどの音楽イベントでのステージやエリア全体の空間演出をやっていたり、お祭りや野外フェスのデコレーションを生業としている。 響くんの作品(携帯だと見れない) http:/…

絶対不可侵領域。自分の魂だけの源。死んだキクが言っていた、世界はあるがままに美しいということ。夕陽が斜めに落ちていく。水面がひかりを映す。子供が凧上げをしている。雁が群れをなして青白い空を飛ぶ。枯れた花がくっつき虫になる。ギターの単音。向…

未熟すぎること

だめだ、頭デッカチだ。ここ最近書いてること、ただの思考、ただの論理だ。温度がない。大人。これはたぶん僕の悪いクセだ。 分かる事は、僕は技術と経験においてあまりにも未熟で無力であること。才能についても確信がないこと。不釣り合いなくらい使命感だ…

君が人生の時

今春やる芝居の作家、最も敬愛する劇作家ウィリアム・サローヤンの戯曲「君が人生の時」の前文を記す。 君が人生の時に、生きよ。そうすれば、やがて、その善き時の中に、君の人生にとりまた君の人生の触れる他の如何なる人生にとりても醜悪なるもの、死なる…

人間として生きること

アニシモフさんは俳優達に対して、舞台上では徹底的に人間であることを断固要求した。それはもう、首をしめあげるような恐ろしさと、張り裂けるような怒りと、実の子どもに対するような愛情でもって。 それを思うと、舞台の外でどれだけ人間として生きられて…

演劇習慣をつける

芝居の稽古や本番がない日々の中で、自主的に演劇芸術に関わる時間を作る。 まずはスタニスラフスキーの「俳優の仕事」を毎日少しでも読む習慣をつけようと思う。昨日今日は「想像力」についての章を読んだ。想像力は強いてはいけない。釣り糸を垂らして魚を…

年初めにとりあえず悩むことをやる

自分の人生の想定の範疇外の2013年が始まり、とりあえず悩む。 仕事とお金について、演劇と仕事について、演劇とお金について、だ。現状演劇で生活費を稼ぐことはできておらず、少なくとも短期的にそれは実現が相当難しい。となると演劇以外でお金を稼ぐ必要…