演劇芸術家(卵)の修行日記

芸術としての人間模様とコミュニケーションについて。

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

未熟であること、未熟であること。

サローヤンの舞台「アレキサンドル・ドュマ以降のアメリカにおける詩の状況」の二日目が終わった。今日は病体押しての舞台で、開演1時間前に1000円の栄養ドリンク飲んだけどあんまり効かなかった。 身体が重いと、やっぱり演技も重い。軽さがすごく重要な役…

なぜどうして僕は舞台に辿り着いたか・・・

ドストエフスキーの「白痴」公演が終わった。密林の中でコンデンスミルクを2ℓ飲むような濃ゆい時間だった。実につかれた。 演出家アニシモフさんは今日の出来にはやや不満だったようだが、昨日の公演のことを打ち上げで大絶賛していた。「あんな芝居を観る…

真実のもつ治癒エネルギー

今日はドストエフスキー「白痴」の公演だった。 本番前の稽古で、アニシモフさんがチェーホフの妻、クニッペル・チェーホフの話をしてくれた。「彼女は『桜の園』のラネーフスカヤ役を45年間やった。飽くことなく、それは45年間植物のように成長し続けた。役…

ドストエフスキー「白痴」の稽古

明日からの舞台公演に向けて今日、劇場入りした。 今回は出番がないから気楽にいたら、急遽代役で稽古に上がることになった。しかも開始5分前に。勘弁してくれと思ったが、俳優修行としては有り難いことだ。 今回はドストエフスキー「白痴」の公演。「もっ…

サローヤン舞台初日を終えて

サローヤンの舞台「アレキサンドル・ドュマ以降のアメリカにおける詩の状況」の初日を終えた。 12月の稽古で上演延期を言い渡され創り直した芝居。作品世界を表現するために試行錯誤を繰り返した。パントマイムの要素を取り入れたり、一度は無声映画のように…