演劇芸術家(卵)の修行日記

芸術としての人間模様とコミュニケーションについて。

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

10年目の幕が上がり、幕を閉じた。

風が吹いて、新緑の葉がこすれるような拍手の音。朝日が射すような。 今日の舞台、ブレヒト作「コーカサスの白墨の輪」の幕が閉じて、そんな拍手を浴びた。それはショーやエンタメや音楽ライブでは浴びない類いの拍手だった。 さっき、所属している劇団「東…

劇場という家、舞台という生活の場へ。

僕は故郷へ帰ってきた。 劇場という家、舞台という生活の場へ。 今日、我が劇団「東京ノーヴイ・レパートリーシアター」の記念すべき10thシーズンが始まった。演出家アニシモフさんが3ヶ月ぶりに来日し、明日からの公演のために稽古をした。 演目はドストエ…

ケータイを捨て、劇場へいこう。

演劇と、それを目撃する観客との関係は、まるで一人の人間と一人の人間との出会いのようであります。 それは人生と人生との出会いでもあります。 舞台に10人の俳優、10の役を見る時、観客は紛れもなく10の人生と出会う。100人の観客がそこにいるとき、僕たち…

春の夜の夢

奔走すると情熱がわきあがる。 表現するとインスピレーションがところてんに入ってくる。 歌うと腹が空く。 走るとぐっすり眠れる。 話せばもっと聴こえる。 男をつきつめて女になる。 働きかけるほどに、背骨に電流が走る。 踊らせるほどに細胞が沸騰する。…